11月6日、全国盲導犬協会より、斉藤つぎ先生、中野薫先生、盲導犬ユーザーの宇野沢凌子様・盲導犬オーブ君、キャリアチェンジ犬のステラちゃんをお迎えし、1学年家政科看護科ベイシス「共に生きる」のテーマで、盲導犬について学びました。
盲導犬が育成される過程や、盲導犬協会の役割、また、盲導犬をつれて歩いている人をお見かけしたら、私たちはどのように行動すればよいのかなど、具体的な事例を交えてお話しくださいました。そして、実際に目が不自由な方は、どのように生活していらっしゃるのか、宇野沢様より、買い物や食事、お洋服の選び方などをうかがいました。
目が見えない状態で歩くことの困難さを体験し、どのように誘導するのがよい方法なのか実践しながらご指導いただきました。最後は、ステラちゃん・ハーネスをはずしたオーブ君と生徒達がふれあう機会を作ってくださり、2時間の講義があっという間でした。
「実際、目を閉じてみて感じたのは恐怖でした。暗さ、明るさも分からない、目の前に何かありそうでとても不安でした。唯一頼れるのは、“音”しかありませんでした。そう考えると、盲導犬はもちろん目の見えない方はすごいなと思いました。」 家政科 照山未来
「目の見えない人が歩くのは、とても大変なことで、電車のホームやバスに乗るときなど危険な場合が多くあるので、視覚障害者の方や困っている人を見かけたら、一声かけたいと思いました。」 看護科 薄井里和
「今日、一番大切だと念を押して教えて下さったことは『盲導犬はユーザーさんの歩行の問題を解決する』ということでした。盲導犬だけが訓練を受けるのではなく、ユーザーさんも『盲導犬をコントロールする訓練』があることがわかりました。」 看護科 伊澤潮梨
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