こども学科とは
こども学科は、未来を担う子どもの育ちに寄り添い、保護者や地域社会と協働しながら子育てを支える「保育者」を養成する学科です。子どもたちの笑顔や成長に触れながら、自らも人間的に成長していける――そんなやりがいと責任をもった専門職をめざします。
本学科では、5つの附属園という恵まれた実習環境を活かし、理論と実践をバランスよく学びながら、確かな専門性と実践力を身につけることができます。2年間で最大4つの資格取得が可能であり、幅広い進路にも対応しています。
子どもが好き、人の役に立ちたい、保育を通して社会に貢献したい——そんな思いをもつ皆さんを、こども学科は全力で応援します。


こども学科の5つの特徴
1. 附属園を活かした学修環境
大成学園には、幼保連携型認定こども園である大成学園幼稚園、大成学園かさまこども園、大成学園いなだこども園の3園と、大成学園額田保育園、大成学園ともべ保育園の2つの保育所、あわせて5つの附属園が設置されています。こども学科の学生は、こうした恵まれた環境のもと実習に取り組み、保育現場における多様な経験を積むことができます。

2. きめ細かな実習サポート
実習へのステップサポート

こども学科では、2年間の学びの中で「保育実習」と「教育実習」に取り組みます。学生が安心して実習に臨めるよう、事前に「教育実習指導」などの授業を通して、幼稚園や保育園の役割や実習の進め方を学びます。また、実習園を訪問して絵本の読み聞かせや園児との外出を体験し、現場に慣れる機会も設けています。さらに、附属園での見学や行事への参加を通して、子どもと関わる経験を重ね、実習へと自然につなげていきます。
初心者も安心のピアノレッスン

こども学科では、幼稚園教諭や保育士に求められる音楽力を育むため、基礎から丁寧にピアノ教育を行っています。授業は習熟度に応じたコース制で、初心者向けには音符の読み方や鍵盤の扱い方から学べる「基礎コース」も用意。個人レッスンでは各自の進度に応じた楽譜を使用し、無理なく技術を高められるよう配慮しています。音楽に不安がある学生でも、安心してステップアップできる環境です。
3. 授業スタイルの工夫

こども学科では、一人ひとりの確かな力の育成を支えるために、ICTの活用や少人数制による演習・ゼミ活動など、主体的な学びを促す多様な授業スタイルを取り入れています。専門性の高い知識を段階的かつ丁寧に深めながら、乳児保育、病児保育、食育、子育て支援といった保育現場の多様なニーズに対応できる力の養成をめざしています。
4. 関東唯一!「こども音楽療育士」養成校
本学は、音楽を活用して子どもの発達を支援する「こども音楽療育士」の資格が取得できる、関東で唯一の養成校です。音楽療育の具体的な方法、楽器の鳴らし方の工夫、音楽の提供方法などを学ぶほか、保育現場や障がい児施設等での実習を通して実践力を磨きます。

5. 地域とともに歩む子育て支援活動

こども学科では、保育の学びを地域に還元する取り組みとして、地域の子育て支援活動に積極的に取り組んでいます。本学主催の親子音楽活動「ポップ」や音楽療育活動「たのしい音楽あそび」では、学生が運営やサポートに参加し、親子とふれあいながら音楽による支援の実際を体験します。さらに、附属園主催の親子ひろばにも参加し、子育て家庭のニーズを直接感じ取ることで、保育者としての視野と実践力を広げています。
時間割例
<1年前期>
| 時間割 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 8:50 – 10:20 | ウィンド アンサンブル 入門 | 幼児と健康Ⅰ | 健康と スポーツ | 社会福祉 | |
| 2 10:25 – 11:55 | 保育の 心理学 | 幼児と環境 | 教育実習 指導 | 乳児保育Ⅰ | こども 未来学 |
| 3 12:40 – 14:10 | 保育内容 総論 | 教育課程 総論 | 英語Ⅰ | 幼児と音楽Ⅱ | 保育原理 |
| 4 14:20 – 15:50 | 日本国憲法 | ダンス入門 | 子どもの 保健 | ||
| 5 15:55 – 17:25 | こども音楽 療育概論 | キャリア 形成ゼミⅠ |
- 必修科目
- 選択科目
- 音楽療育士課程
授業紹介
幼児と環境

子どもの育ちにとって環境が持つ意味を学びます。乳幼児を取り巻く環境の課題を考えながら、子どもの発達を支える環境づくりについて、季節や状況に応じた工夫や多様な視点から考察します。
特別支援教育の基礎

障がいのある子どもへの理解を深め、保育の基本的な知識と実践的な支援方法を学びます。インクルーシブ教育における保育の在り方についても理解を深め、グループワークや発表を通して、よりよい支援のあり方を考えていきます。
子どもの理解と援助

実習を含む保育の現場で、目の前の子どもの発達や特性を理解するための具体的な方法を理論と事例から学びます。 子どもの気持ちや成長に寄り添った支援や態度の大切さを身につけ、対応力のある保育者を育成します。
幼児と健康

子どもの身体や運動の発達について理解を深め、遊びを豊かに広げるための知識と技術を身につけます。ダンスなどの身体活動を通じて、学生自身も表現力を高めながら、健康的な身体づくりに取り組みます。
ゼミナール(音楽)

少人数グループで、幼児音楽に関する知識や技術を学びます。歌の指導法やわらべうた遊び、リトミックなどをグループディスカッションやロールプレイで実践しながら、子どもの意欲を引き出す音楽活動を構成する力を養います。
日本国憲法

保育者には、子ども一人ひとりをかけがえのない存在として尊重する姿勢と、人権への感覚が求められます。この授業では、「子どもの人権」をキーワードに、その意味や重要性について考えていきます。
一人ひとりの想いが輝く、学びのフィナーレ。
子どもの表現力を引き出すためには、保育者自身が創造的であることが求められます。こども学科発表会は、2年間の学びの集大成として、毎年開催されています。楽器演奏、歌、ダンス、太鼓、造形、演劇などのグループに分かれ、学生たちはオリジナル作品を企画・制作。仲間とともに創り上げた発表は、一人ひとりの成長が輝く舞台となります。













